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軍用無線

自衛隊、米軍など軍用無線の概略について解説します。詳細な内容はこちらからどうぞ。(ただしスーパー周波数帳のレベル2以上が必要です)

自衛隊

自衛隊は非常に多くの無線を使っています。モールス通信も残されていますし衛星通信もあります。しかし、当然ですが重要な通信は暗号化されています。

そんな中、エアバンドは聞こえる通信も比較的残されています。民間機は118-138MHzを使っていますが、軍用機は118-142MHz(AM、25kHzステップ)とやや範囲が広がっています。また、VHF帯だけでなくUHF帯も使っておりUHFのほうがメインです。周波数は225-400MHz(AM)で、ステップ周波数は100kHzが主ですが50kHzも使われています。

UHFの周波数範囲は非常に広大ですが、自衛隊は他の業務に影響がある周波数は基本的に使っていません。例えば、274MHz近辺にはデジタル消防無線があるほか、340MHzより上はさまざまな業務で使用されていますが、これらの業務で使われている周波数には出てきません。

このほかに、陸上自衛隊はローVHF帯と呼ばれる30-60MHz(FM、25kHzステップ)も使っています。こちらもデジタルが多いですがたまにアナログもあります。ローVHFは、普段はノイズが多く飛びが悪いですが、季節によってEスポと呼ばれる異常伝搬が起きるため、意外と遠くのものが聞こえることがあります。エアバンドとは違った趣です。

このほかに、150MHz帯や300MHz帯、400MHz帯などにも各種連絡用の周波数があります。FMやT98P25などが使われています。HFにも周波数が散在しています。

米軍

米軍もエアバンドに関しては自衛隊と同じでVHF帯とUHF帯をそれぞれつかっています。自衛隊と異なるのは、日本で使われている無線に関係なく使用することがある点です。普段自衛隊が使用している周波数や、管制用周波数など、ここは使わないだろうと思うような周波数でも平気で使うことがあります。

また、エアバンド以外の無線についても、米軍は日本の周波数割当の対象外のため、日本の常識とは異なる周波数を使っていることがあります。基地での連絡波に関しては140MHz前後や160MHz帯などが使われています。

陸上自衛隊が使っているローVHFは米軍も使っていますが、エアバンドに比べると受信できる機会は少なめかと思います。

軍用無線の詳細(要L2)

軍用無線について、もう少し詳しい内容を解説しています。